加賀屋の流儀 [ 細井勝 ]のレビューは！？

40代 男性さん
二十八年連続プロが選ぶホテル総合部門日本一の秘密がこの一冊に。

30代 男性さん
能登半島にある七尾市。人口5万人程度のこの街に、和倉温泉という温泉街があります。実は私の故郷から車で15分ぐらいのところです。とても静かで落ち着ける良い街なのですが、決して大きな温泉街ではありません。この小さな温泉街に「プロが選ぶ日本のホテル・旅館一〇〇選」で、二十六年間総合一位を獲得している旅館【加賀屋】があります。 本書は、その加賀屋が提供する日本一のサービスとは何なのかを、経営者や女将、従業員への取材を通してあきらかにしようとした一冊です。 加賀屋は、グローバルスタンダードと言う名の合理化やシステム化とは対極にある、人情や心情を前面に出し、一人一人の従業員や一人一人のお客様それぞれに応じた十人十色の関係構築を現実化することで、今の地位を築いたようです。 おもてなしの真髄とは・・・詳しくは本書をご一読頂ければと思いますが、加賀屋を端的に著している著者の言葉をご紹介させて頂きます。「この宿で働く人たちは、日本一を守るために日々汗しているのではない。もてなしの精髄を尽くすのが自分たちの宿であり、つねに「加賀屋」であり続けようと心を砕き続けている結果が日本一なのである。」 本書に登場する従業員の全てが、加賀屋で働けることを心から誇りとし、同時に加賀屋に深い感謝の念を抱いていることがとても印象的です。 私にとってはとても身近な存在であったはずですが、本書を読んで初めて知ることがたくさんありました。全ての仕事が、何らかの形で人にサービスを提供していると考えると、本当に身近なところに、自らの仕事や人生のお手本となる旅館があったとは・・・。

年齢不詳さん
中学生の子供からのリクエストで購入しましたが、読んでいるとはまります。

50代 男性さん
大学生の息子のレポート用に購入。本人いわく『北陸能登の和倉温泉にある加賀屋：周りにはあまり見るものはないが全国的にも有名、その経営並びに人を集めるサービスのノウハウがよくわかった』とのこと。